Windows 8.1 の「システム イメージ バックアップ」

Windows 8.1 の「システム イメージ バックアップ」

Windows 8.1 の「 システム イメージ バックアップ 」を行う方法を説明する。また、Windows 7 SP1 , Windows 10 についても「システム イメージの作成」と「システム修復ディスクの作成」行い、バックアップを作成する手順を再確認し公開した。

月例の Windows Update が 2015年 11月 11日に迫っており、Windows 10 Threshold 2 の配信も同時に行われると予想されている。最近 Windows Update の誤配信等が散見され、不具合と混乱も予想される。準備として、「システム イメージの作成」と「システム修復ディスクの作成」を行い、バックアップの作成は、是非行って準備したい。

Windows 8.1 は、富士通 Lifebook P772/G に搭載されており、DVD R / RW を搭載していない。そのため、「 システム イメージ バックアップ 」は、ネットワーク ドライブに作成した。また、手順中に促された「システム修復ディスクの作成」は、 16GB USB メモリ に作成した。この時の表示では、 USB メモリ 以外には「システム修復ディスクの作成」は行えないようである。

Windows 7 SP1 で遭遇した「 バックアップ デバイス を検索中です… 」の表示が出て先に進まない現象は、起こらなかった。あらかじめ レガシー USB サポート を無効 にして運用していたのが功を奏したのかもしれない。もし、この現象に遭遇したら、Windows 7 の記事を参照されたい。

Windows 7 の「 システム イメージの作成 」

Windows 10 の「 システム イメージの作成 」

I). 用語の定義 :

OS のバージョンによって用語が異なり、分かり難いので、最初に整理しておいた。

1). Windows 7 では、 i). 「 システム イメージの作成 」 , ii). 「 システム修復ディスクの作成 」 となっている。

2). Windows 8.1 では、 i). 「 システム イメージ バックアップ 」 しか無いようだが、左下の隅に「 回復 」という項目があって、「 システム修復デイスクの作成 」も行えると思われる。今回は手順中に促されたので、そのまま作成し、「 回復 」からの「 システム修復デイスクの作成 」は試していない。(確認の為に途中まで操作を行った)

Windows 8.1 の「システム イメージ バックアップ」

図 1. 「 回復 」を開いた

 

Windows 8.1 の「システム イメージ バックアップ」

図 2. 回復 ドライブ の作成

 

Windows 8.1 の「システム イメージ バックアップ」

図 3. USB フラッシュ メモリ を認識させて 次へ

 

3). Windows 10 (正規版、IP では無い) では、 i). 「 システム イメージの作成 」 , ii). 「 システム修復ディスクの作成 」 となっている。

おおまかな解釈として次のように考えたら分かりやすいと思う。

「 システム イメージの作成 」 (Windows 7 , 10) : その時点での OS , ファイル 、環境等を全てまとめてバックアップする事が可能。OS のサービス リリースやサービス パッチの適用で不具合が出た場合に、元の環境に戻せる。

「 システム修復ディスクの作成 」 (Windows 7 , 10) : Windowsが起動出来なくなった時、あらかじめ作成しておいた、この 修復メディア ( DVD , USB メモリ 等) を用いて起動し、修復、復元等の操作が可能。「 システム イメージ 」から復元する場合は、この 修復メディア ( DVD , USB メモリ 等) から起動する必要がある。

「 システム イメージ バックアップ 」 (Windows 8.1) : 機能は上記の「 システム イメージの作成 」と同様と思われる。NTFSのドライブにしか作成は出来ない。とまどうのは、Windows 8.1 には、「 システム修復ディスクの作成 」のメニュー項目が無いことだった。左隅に小さく「 回復 」という項目がある。ここから「 システム修復ディスクの作成 」は、作成出来るようだ。今回は手順中で USB メモリ に作成した。この時のプロンプトから、 USB フラッシュ ドライブ にしか「 システム修復ディスクの作成 」は作成出来ないようである。

II).  Windows 8.1 Pro x64

「システム イメージ バックアップ」は、ネットワーク ドライブに作成した。「システム修復ディスクの作成」は、16GB USB メモリ に作成した。

  • II)-1.  BIOS で Legacy USB Support を OFF にする
  • II)-2.  電源は、AC アダプターを使用する
  • II)-3.  スリープ状態の無効化
  • II)-3.-a
       コントロールパネル -> 電源オプション -> プランの変更 -> コンピュータをスリープ状態にする -> 適用しない -> 変更の保存
  • II)-4.  「システム イメージ バックアップ」
  • II)-4.-a
       コントロールパネル -> 表示方法: -> カテゴリ -> ファイル履歴でファイルのバックアップ コピーを保存 -> システム イメージ バックアップ (左 下 の隅)の順に操作

Windows 8.1 の「システム イメージ バックアップ」

図 4. コントロールパネル -> カテゴリー を開いた

 

Windows 8.1 の「システム イメージ バックアップ」

図 5. システム イメージ バックアップ を選ぶ

 

  • II)-5.  「システム イメージ バックアップ」が完了すると、続いて「システム修復ディスクの作成」を促される

Windows 8.1 の「システム イメージ バックアップ」

図 6. システム イメージ バックアップ の完了

 

  • II)-6.  「システム修復ディスクの作成」は、USB メモリしか選べなかった。16GB USB メモリ に作成した

Windows 8.1 の「システム イメージ バックアップ」

図 7. USB フラッシュ メモリ を促される

 

  • II)-7.   完了

 

  • 実験、検証環境
  • The environment of confirmation and experiment
  • Windows XP Pro SP3 x86 : ASUS P5W-DH-DX, ASUS P5QL-E
  • Windows 7 Pro sp1 x86 : ASUS P8Z77-M Pro, HP ProBook 5310m : Strict No_GWX
  • Windows 8.1 Pro x64 : 富士通 (Fujitsu) LifeBook S762/F, P772/G : Strict No_GWX
  • Windows 10 Pro x64 : 富士通 (Fujitsu) LifeBook S762/F
  • Strict No_GWX : Windows10の広告、遠隔診断を取り除いた機体用

Issued by Volitional Engineering
( winveg.com ) on 07 Nov. 2015

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